沈黙は美徳

教育実習で教壇に立った際
「なにか質問ある人！」
と問いかけてもシーンとしています。

あとになって生徒から個別に質問を受けることがよくありました。
なんでも、大勢の前で発言することが恥ずかしいそうで。

また、どうせ言っても、最初からあきらめている生徒もいました。
こういった風潮は大人になると、もっと複雑になります。

周囲の顔色を伺いながら発言すると、幾重にもオブラートに包まれた

内容となってしまって、その人の本心がどこにあるのかわかりません。

また、価値観が違いすぎて話が通じないこともあります。
脳みそが違いすぎてコミュニケーションが平行線の人って、いませんか？

目を見ない人も多いですよね。

私の行きつけの珈琲屋さんは、しょっちゅう店員さんが変わる上に、

みんな目を見て注文を聞いてくれません。

なおち「ミルク・・・ホット」
店員　「はい」

出てきたのはホットコーヒーでした。

英語を使わず、日本語で「温かい牛乳を」とオーダーすれば

良かったんでしょうか。
確認しなかった店員さんに問題があるんでしょうか。


日本という国は「出る杭打たれる」という素晴らしい格言があるほどの

でしゃばりを嫌う国で、身の回りや家庭、社会の中ではっきり意見を

言う人は、なかなか受け入れられませんね。

社会全体がそういった風の通る組織に構成されていないこともあるし、

なによりどうせ言っても」とサジを投げてしまうことが案外多いのでは

ないでしょうか。

日本は先進国で、なんでも発言して良い国のはずなのに、案外発言

しなれてません。

せめて、どこで遊んでなにを食べたいかぐらいのレジャーのプランは、

はっきり自分の意志で答えて下さいよ。日本の殿方。